江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 やがて、明智小五郎が、何に気附いたのか、二人の死体の側に身をかがめ、その唇を開いて、口中を調べていたが、しきりと肯きながら立上ると、低い声で呟いた。 「アア、何という用心深い悪魔だ。 二人とも奥歯に金の義歯を篏めていたのですよ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア