呼び物は色々あったが、建造物では、山内両大師の前に聳えた「産業塔」と名づける百五十尺の高塔、余興では南洋土人を加えた喜劇と舞踊の大一座(面白いことには、その喜劇の外題に、「黄金仮面」というのがあった。
無論興行主の当て込みである)、そして、出品物では三重県の真珠王が自慢の価格二十万円を唱える国産大真珠であった。
しかも、これらの呼び物が、黄金仮面の犯罪に、夫々特別の関係を持っていたのは誠に不思議な因果と云わねばならぬ。
呼び物は色々あったが、建造物では、山内両大師の前に聳えた「産業塔」と名づける百五十尺の高塔、余興では南洋土人を加えた喜劇と舞踊の大一座(面白いことには、その喜劇の外題に、「黄金仮面」というのがあった。
無論興行主の当て込みである)、そして、出品物では三重県の真珠王が自慢の価格二十万円を唱える国産大真珠であった。
しかも、これらの呼び物が、黄金仮面の犯罪に、夫々特別の関係を持っていたのは誠に不思議な因果と云わねばならぬ。