大真珠「志摩の女王」の陳列された第一号館の建物は、貴賓御巡覧最初の御道筋に当るので、最も早く見物を追い出し、場内を清め、看守を交代させて、静かに御来着をお待ち申上げた。
今まで雑沓していた館内が、見渡す限り、生人形みたいに御行儀のよい看守達の外には、人影もなく、物音も聞えず、まるで教会堂の様にガランとして、白昼ながら深夜の静けさであった。
大真珠陳列台の並びの一側には、四人の看守がついていた。
大真珠「志摩の女王」の陳列された第一号館の建物は、貴賓御巡覧最初の御道筋に当るので、最も早く見物を追い出し、場内を清め、看守を交代させて、静かに御来着をお待ち申上げた。
今まで雑沓していた館内が、見渡す限り、生人形みたいに御行儀のよい看守達の外には、人影もなく、物音も聞えず、まるで教会堂の様にガランとして、白昼ながら深夜の静けさであった。
大真珠陳列台の並びの一側には、四人の看守がついていた。