今まで雑沓していた館内が、見渡す限り、生人形みたいに御行儀のよい看守達の外には、人影もなく、物音も聞えず、まるで教会堂の様にガランとして、白昼ながら深夜の静けさであった。
大真珠陳列台の並びの一側には、四人の看守がついていた。
真珠護衛係の中年男、その左右に五六間の間を置いて、十七八から二十歳位の少女看守三人、それから向うは、通路が曲っているので、見通しが利かず、つまりその部分はこの四人の持場といった形になっているのだ。
今まで雑沓していた館内が、見渡す限り、生人形みたいに御行儀のよい看守達の外には、人影もなく、物音も聞えず、まるで教会堂の様にガランとして、白昼ながら深夜の静けさであった。
大真珠陳列台の並びの一側には、四人の看守がついていた。
真珠護衛係の中年男、その左右に五六間の間を置いて、十七八から二十歳位の少女看守三人、それから向うは、通路が曲っているので、見通しが利かず、つまりその部分はこの四人の持場といった形になっているのだ。