屋根の頂上の金色の棒から、ブランと下って、巨大な時計の振子みたいに、右に左に揺れている、黄金の守宮、その鍍金仏の様な、仮面の口辺には、おびただしい鮮血が、ギラギラと輝いている。
塔上に追いつめられて、進退谷った怪物は、おめおめ降伏せんよりは、寧ろ死を選んだのである。
彼は黄金仮面、黄金衣裳のまま、身につけていた革帯を頂上の棒にかけて、魔界の勇士にふさわしく、はれがましき縊死をとげた。
屋根の頂上の金色の棒から、ブランと下って、巨大な時計の振子みたいに、右に左に揺れている、黄金の守宮、その鍍金仏の様な、仮面の口辺には、おびただしい鮮血が、ギラギラと輝いている。
塔上に追いつめられて、進退谷った怪物は、おめおめ降伏せんよりは、寧ろ死を選んだのである。
彼は黄金仮面、黄金衣裳のまま、身につけていた革帯を頂上の棒にかけて、魔界の勇士にふさわしく、はれがましき縊死をとげた。