江戸川乱歩 『黄金仮面』 追手の怖さとは、全く別の恐怖が、彼女の背筋を這い上った。 見渡す限り、怪奇な仏像や仏画の幽冥界、その片隅で、虫の食った何百年前の小桜縅がドキンドキンと脈打っているのだ。 小雪の黄金仮面は、怖さに吸い寄せられて、鎧武者の顔を覗いた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア