しかも、益々不思議なことには、彼が気を取り直して、窓へかけ寄った時には、庭には勿論、低い生垣の外の、何の障害物もない、広い原っぱにも、見渡す限り人の影もなかった。
建物の蔭に隠れたのかと、窓を乗り越し、グルッと一巡歩いて見たけれど、どこにも人の姿はなく、又隠れ場所とても見当らぬ。
夜とはいえ、降りそそぐ真昼の様な月光だ。
しかも、益々不思議なことには、彼が気を取り直して、窓へかけ寄った時には、庭には勿論、低い生垣の外の、何の障害物もない、広い原っぱにも、見渡す限り人の影もなかった。
建物の蔭に隠れたのかと、窓を乗り越し、グルッと一巡歩いて見たけれど、どこにも人の姿はなく、又隠れ場所とても見当らぬ。
夜とはいえ、降りそそぐ真昼の様な月光だ。