その長針が一周りして時をうつ際には、その真鍮の肺臓から、実にほがらかな、高い、しかも極めて音楽的な響が聞えて来た。
それが余りに不思議な調子と、力強い音色を持っていたので、廊下の隅に陣取った音楽師達は、一時間毎に、弾奏のさなかであっても、しばし手を休めて、我知らずその音色に聴入る程であった。
随ってワルツを踊る人達もやむなく足を止めてそれに聞入る。
その長針が一周りして時をうつ際には、その真鍮の肺臓から、実にほがらかな、高い、しかも極めて音楽的な響が聞えて来た。
それが余りに不思議な調子と、力強い音色を持っていたので、廊下の隅に陣取った音楽師達は、一時間毎に、弾奏のさなかであっても、しばし手を休めて、我知らずその音色に聴入る程であった。
随ってワルツを踊る人達もやむなく足を止めてそれに聞入る。