江戸川乱歩 『黄金仮面』 一方黄金仮面の怪物は、とうとう黒天鵞絨の部屋に足を踏み入れた。 真赤な薄絹を通して、廊下の火焔が黄金の衣裳を燃立つ血潮の色に染なした。 彼はその血の色を顔一杯に輝かせて、例の三日月型の唇を歪め、ゾッとする様な笑いを笑った。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア