えたいの知れぬ恐怖が、尾に尾をつけて拡がって行った。
ある者は、一人も客のない深夜の赤電車の中に、黄金仮面が一人ぽっちで腰かけていたと云いふらした。
その電車には、変なことに、黄金仮面の外には、乗客は勿論、運転手も車掌ものっていなかったという尾鰭がついた。
えたいの知れぬ恐怖が、尾に尾をつけて拡がって行った。
ある者は、一人も客のない深夜の赤電車の中に、黄金仮面が一人ぽっちで腰かけていたと云いふらした。
その電車には、変なことに、黄金仮面の外には、乗客は勿論、運転手も車掌ものっていなかったという尾鰭がついた。