私は念の為に、犬の足跡を追って荒地の向うの道路まで行って見たが、道路が石ころ道だものだから、それから先は全く不明であった。
「犬」はその道路を右へか左へか曲って行ったものに相違ない。
併し、私は探偵ではないので、足跡が消えると、それから先どうすればよいのか、見当がつかず、折角の思いつきも、そこまでで打切ってしまったが、あとになって、成程本当の探偵というものは、そうしたものかと思い当る所があった。
私は念の為に、犬の足跡を追って荒地の向うの道路まで行って見たが、道路が石ころ道だものだから、それから先は全く不明であった。
「犬」はその道路を右へか左へか曲って行ったものに相違ない。
併し、私は探偵ではないので、足跡が消えると、それから先どうすればよいのか、見当がつかず、折角の思いつきも、そこまでで打切ってしまったが、あとになって、成程本当の探偵というものは、そうしたものかと思い当る所があった。