売薬で治るかと思うと、なかなか頑強な腫物で、治るどころか、全身に広がり、ついには覆い隠すすべもない、あれの美しい顔にまで出来て来た。
無論瑠璃子は、一目でも、わしに汚れた肌を見せようとはしなかった。
顔には切傷でもした様に、ガーゼを絆創膏でとめて、それ丈けでは承知が出来ず、床についてしまって、わしが見舞に行っても、腫物のない鼻の上丈けを夜具の襟から出して物を云うという、いじらしい有様であった。
売薬で治るかと思うと、なかなか頑強な腫物で、治るどころか、全身に広がり、ついには覆い隠すすべもない、あれの美しい顔にまで出来て来た。
無論瑠璃子は、一目でも、わしに汚れた肌を見せようとはしなかった。
顔には切傷でもした様に、ガーゼを絆創膏でとめて、それ丈けでは承知が出来ず、床についてしまって、わしが見舞に行っても、腫物のない鼻の上丈けを夜具の襟から出して物を云うという、いじらしい有様であった。