江戸川乱歩 『白髪鬼』 今この棺を破らねば、折角甦ったわしの命は、一時間も、三十分も、いや十分でさえ保たぬ。 棺内の酸素が殆どなくなっていたからだ。 わしは、水を離れた鮒の様に、口をパクパクやりながら、窒息して死んでしまわねばならぬからだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア