江戸川乱歩 『白髪鬼』 気がつくと、棺の上によりかかったわしの顔へ、下の方から、冷い風がソヨソヨと吹き上って来る。 思考力の衰えていたわしは、急にはその意味を悟ることが出来なかった。 棺の底がなくて、下から風が吹いて来るという、不思議千万な事実が、わしを怖がらせた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア