江戸川乱歩 『白髪鬼』 人間ではない。 わし自身の心が――一種異様な疑いの心が、わしを引止めたのだ。 というのは、夫を失って悲歎に暮ていなければならない筈の瑠璃子が、さも呑気らしく、微笑さえ浮べて、月夜の庭園のそぞろ歩きをしているとは、ちと変ではないか。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア