それはさて置き、賊が罵ったのは山田という手下であったことは分ったが、その前に「お前の姿は俺にも見破れぬ」と感心したのは、山田ではなくて、確にわしのことであった。
此上また賊から何か云いかけられては困る。
早く立去るに越したことはないと、朱凌谿の方を眺めたところが、賊の目は又わしの顔に釘着けになっていることが分った。
それはさて置き、賊が罵ったのは山田という手下であったことは分ったが、その前に「お前の姿は俺にも見破れぬ」と感心したのは、山田ではなくて、確にわしのことであった。
此上また賊から何か云いかけられては困る。
早く立去るに越したことはないと、朱凌谿の方を眺めたところが、賊の目は又わしの顔に釘着けになっていることが分った。