江戸川乱歩 『白髪鬼』 そのY温泉行きの汽車の中で、意外な人物を発見したことだ。 問題の湯治中瑠璃子に附添って世話をしていた婆やの豊が、一人ぽっちで、わしと同じ箱に乗っていたではないか。 先方では変り果てたわしの姿を気附く筈はないけれど、わしの方ではどうして見逃すものか。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア