それではお見せしましょう、とわしは襖を開いた。
赤茶けた畳、くすんだ襖、すすけた障子、陰気な茶色の砂壁、古めかしい掛軸、見るからに曰くのあり相な六畳の部屋だ。
障子の外は縁側になって、庭に面しているのだが、曇り日の為か、軒が深いせいか、室内はまるで夕暮れの様に薄暗い。
それではお見せしましょう、とわしは襖を開いた。
赤茶けた畳、くすんだ襖、すすけた障子、陰気な茶色の砂壁、古めかしい掛軸、見るからに曰くのあり相な六畳の部屋だ。
障子の外は縁側になって、庭に面しているのだが、曇り日の為か、軒が深いせいか、室内はまるで夕暮れの様に薄暗い。