江戸川乱歩 『蟲』 運転台の柾木愛造も、軽やかにハンドルを握り、彼に似合わしからぬ口笛さえ吹き鳴らして、さもいそいそと嬉し相に見えた。 何という晴々とした夜、何という快活な彼のそぶり。 あの恐ろしい犯罪への首途としては、余りにも似合わしからぬ陽気さではなかったか。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア