そして、人通りのない淋しい町へ淋しい町へと走って、とある神社の前で車を止め、前後に人のいないのを確めると、ヘッドライトを消して置いて、咄嗟の間に、シェードを上げ、ツーリングのマークをはがし、テイルの番号標を元の本物と取り換え、再び頭光をつけると、今度はすっかり落ちついた気持で、車を家路へと走らせるのであった。
交番の前を通る度に、態と徐行して、「お巡りさん、私ゃ人殺しなんですよ。
このうしろのクッションの下には、美しい女の死骸が隠してあるんですよ」などと独ごちて、ひどく得意を感じさえした。
そして、人通りのない淋しい町へ淋しい町へと走って、とある神社の前で車を止め、前後に人のいないのを確めると、ヘッドライトを消して置いて、咄嗟の間に、シェードを上げ、ツーリングのマークをはがし、テイルの番号標を元の本物と取り換え、再び頭光をつけると、今度はすっかり落ちついた気持で、車を家路へと走らせるのであった。
交番の前を通る度に、態と徐行して、「お巡りさん、私ゃ人殺しなんですよ。
このうしろのクッションの下には、美しい女の死骸が隠してあるんですよ」などと独ごちて、ひどく得意を感じさえした。