江戸川乱歩 『蟲』 「もし、もし」と声をかけると、奥から四十ばかりのお神さんが出て来て、彼の顔をジロジロと眺めた。 「氷をくれませんか」と云うと、お神さんは面倒臭そうな風で、「いか程」と訊いた。 無論彼女は病人用の氷の積りでいるのだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア