この仕事に彼はたっぷり半日もかかった。
最初はただ屍斑や陰気な皮膚の色を隠すのが目的であったが、やっている内に、屍の粉飾そのものに異常に興味を覚え始めた。
彼は、死体というキャンヴァスに向って、妖艶なる裸像を描く、世にも不思議な画家となり、様々な愛の言葉を囁きながら、興に乗じては冷いキャンヴァスに口づけをさえしながら夢中になって絵筆を運ぶのであった。
この仕事に彼はたっぷり半日もかかった。
最初はただ屍斑や陰気な皮膚の色を隠すのが目的であったが、やっている内に、屍の粉飾そのものに異常に興味を覚え始めた。
彼は、死体というキャンヴァスに向って、妖艶なる裸像を描く、世にも不思議な画家となり、様々な愛の言葉を囁きながら、興に乗じては冷いキャンヴァスに口づけをさえしながら夢中になって絵筆を運ぶのであった。