静かな土蔵の二階で、黙りこくった死骸を前にして、じっと考えていると、その不安がジリジリとお化けの様に大きくなり、身動きも出来ない程の恐怖に襲われて来、彼はその恐怖を打消す為め丈けにも、居続けの遊蕩児の様な、焼けくそな気持で、ギラギラと毒々しい着色死体を物狂おしく愛撫した。
十二
三日ばかり小康が続いたあとには、恐ろしい破綻が待ち受けていた。
静かな土蔵の二階で、黙りこくった死骸を前にして、じっと考えていると、その不安がジリジリとお化けの様に大きくなり、身動きも出来ない程の恐怖に襲われて来、彼はその恐怖を打消す為め丈けにも、居続けの遊蕩児の様な、焼けくそな気持で、ギラギラと毒々しい着色死体を物狂おしく愛撫した。
十二
三日ばかり小康が続いたあとには、恐ろしい破綻が待ち受けていた。