柾木はおどかされた幼児の様に、大きなうるんだ目で、キョロキョロとあたりを見廻し、今にも泣き出し相に、キュッと顔をしかめた。
そして、そのままの表情で、長い間じっとしていた。
暫くすると、彼は突然何か思出した様子で、ピョコンと立上ると、せかせか本棚の前へ行って、一冊の古ぼけた書物を探し出した。
柾木はおどかされた幼児の様に、大きなうるんだ目で、キョロキョロとあたりを見廻し、今にも泣き出し相に、キュッと顔をしかめた。
そして、そのままの表情で、長い間じっとしていた。
暫くすると、彼は突然何か思出した様子で、ピョコンと立上ると、せかせか本棚の前へ行って、一冊の古ぼけた書物を探し出した。