だが、彼がいくらそのことを繰返しても、警官は笑うばかりで、てんで取合おうともしなかったのである。
それから数日の後、柾木がまる二日間食事に降りて来ないので、婆やが心配をして家主に知らせ、家主から警察に届出で、あかずの蔵の扉は、警官達の手によって破壊された。
薄暗い土蔵の二階には(むせ返る死臭と、おびただしい蛆虫の中に)二つの死骸が転っていた。
だが、彼がいくらそのことを繰返しても、警官は笑うばかりで、てんで取合おうともしなかったのである。
それから数日の後、柾木がまる二日間食事に降りて来ないので、婆やが心配をして家主に知らせ、家主から警察に届出で、あかずの蔵の扉は、警官達の手によって破壊された。
薄暗い土蔵の二階には(むせ返る死臭と、おびただしい蛆虫の中に)二つの死骸が転っていた。