あるときなどは、東京の博物館の古美術品全部を、にせものとすりかえて、本ものは自分の美術館へ運ぶという、はなれわざをやってのける。
二十面相はヘリコプターを小さくしたようなフランス製の機械で自由自在に空をとぶことができるので、いざというときには、大きな木のてっぺんに、かくしておいたその機械を身につけて、アメリカのスーパーマンのように、空高くとびさってしまう。
私の少年ものは、二、三の例外をのぞいて、すべてこの二十面相と名探偵明智小五郎、その助手の小林少年がひきいる少年探偵団との知恵くらべの冒険談である。