しかし、それは中途で締切日がきてしまって完結しなかったために、投書するに至らなかった記憶だが、いずれにしても、そういうことがあったとすれば、私には少年ものの下地がなかったわけでもないのである。
私が探偵小説を書き出してからでは、森下雨村、小酒井不木両氏が、少年探偵小説をよく書いた。
そして、それはいずれも好評を博していたのだが、両氏とも私の「二十面相」のような思い切った非現実を書かなかったので、その大人らしさが、私のものほど子供心を捉えなかったようである。
しかし、それは中途で締切日がきてしまって完結しなかったために、投書するに至らなかった記憶だが、いずれにしても、そういうことがあったとすれば、私には少年ものの下地がなかったわけでもないのである。
私が探偵小説を書き出してからでは、森下雨村、小酒井不木両氏が、少年探偵小説をよく書いた。
そして、それはいずれも好評を博していたのだが、両氏とも私の「二十面相」のような思い切った非現実を書かなかったので、その大人らしさが、私のものほど子供心を捉えなかったようである。