江戸川乱歩 『黒蜥蜴』 そう命令しながら、男装の麗人は、自動車のヘッド・ライトもテイル・ライトも車内の豆電燈も、すっかり消してしまった。 あたりは街燈もないくらやみであった。 その闇の中に、まったく光を消し、エンジンを止めた車体が、めくらのように立ちすくんでいた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア