地面には一面に枯葉がみだれて、住む人もない化物屋敷へでもふみこんだ感じである。
三段ほどの石段をあがると、白ペンキのところがまだらにはげた手すりの、ポーチのようなものがあって、そこのこわれた漆喰を踏んで五、六歩行ったところに、古風ながっしりしたドアがしまっている。
黒衣婦人は、それをまたカチカチと合鍵でひらいて、さらに同じようなドアをもう一つひらくと、ガランとした部屋に出た。
地面には一面に枯葉がみだれて、住む人もない化物屋敷へでもふみこんだ感じである。
三段ほどの石段をあがると、白ペンキのところがまだらにはげた手すりの、ポーチのようなものがあって、そこのこわれた漆喰を踏んで五、六歩行ったところに、古風ながっしりしたドアがしまっている。
黒衣婦人は、それをまたカチカチと合鍵でひらいて、さらに同じようなドアをもう一つひらくと、ガランとした部屋に出た。