そのあいだも、明智は寝室との境の開け放ったドアの向こうに、抜け目なく眼をくばりつづけていたことはいうまでもないが、寝室の窓(もし賊が外部から侵入するとすれば、この窓が残されたただ一つの通路であった)にはなんらの異状も起こらなかった。
「もうよしましょう。
あと五分で十二時ですわ」
そのあいだも、明智は寝室との境の開け放ったドアの向こうに、抜け目なく眼をくばりつづけていたことはいうまでもないが、寝室の窓(もし賊が外部から侵入するとすれば、この窓が残されたただ一つの通路であった)にはなんらの異状も起こらなかった。
「もうよしましょう。
あと五分で十二時ですわ」