江戸川乱歩 『黒蜥蜴』 ゆり起こされた曲者は、薄眼をあいて、きたなくよごれた口のはたを、赤い舌でペロペロとなめ廻しながら、フラフラと上半身を起こした。 「すまねえ、おらあ、もうだめだよ。 苦しくって、とても、もう飲めねえ」 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア