だが、岩瀬氏がいわれるままに、一と足先に塔を降りて、少しはなれた場所に待たせてあった自動車に乗って立ち去ってしまっても「黒トカゲ」はまだ安心ができなかった。
相手には明智小五郎といういやなやつがついているのだ。
あいつが、どんな智恵をしぼり、どんな恐ろしいことをたくらんでいるか、知れたものではない。
だが、岩瀬氏がいわれるままに、一と足先に塔を降りて、少しはなれた場所に待たせてあった自動車に乗って立ち去ってしまっても「黒トカゲ」はまだ安心ができなかった。
相手には明智小五郎といういやなやつがついているのだ。
あいつが、どんな智恵をしぼり、どんな恐ろしいことをたくらんでいるか、知れたものではない。