古代史に残り原始種族の間に行われている呪術、呪医のたぐいはある意味で一つの手品である。
キリスト教の聖典に残っている奇蹟すらも、ある場合には一種の手品であったという解釈が行われる。
奇術の起源を古代にさかのぼれば古くは原始呪術から、あらゆる偽宗教のまどわし、中世のウィッチクラフトや錬金術などと縁を引いているし、日本でいえば「書紀」にしるされている大陸渡来の呪禁師すなわち呪師がやはり呪医と曲芸奇術を兼ね行なったのに始まり、一方大陸渡来の漂泊民傀儡子や、中古流行した放下僧などが日本奇術、曲芸の祖先である。