前述の通り探偵小説のミステリー的部面の素材としてしばしば神秘学の種々の題目が利用せられるが、そういうオカルティズム作家として最も著しいものは、日本では小栗虫太郎、西洋ではディクソン・カーであろう。
しかしこの両者には根本的な相違がある。
虫太郎はオカルティズムにふけるあまり、ともすれば合理主義を逸脱して超論理におちいる場合が多かったが、カーはたんに神秘学を利用しているにすぎず、謎の解決はあくまで常人の論理、形式論理で行っている。
前述の通り探偵小説のミステリー的部面の素材としてしばしば神秘学の種々の題目が利用せられるが、そういうオカルティズム作家として最も著しいものは、日本では小栗虫太郎、西洋ではディクソン・カーであろう。
しかしこの両者には根本的な相違がある。
虫太郎はオカルティズムにふけるあまり、ともすれば合理主義を逸脱して超論理におちいる場合が多かったが、カーはたんに神秘学を利用しているにすぎず、謎の解決はあくまで常人の論理、形式論理で行っている。