(キャンネル著「フーディニの秘密」)
フーディニはある時手品のトリックによって本物の霊媒と同じことをやって見せるといい心霊学者たちの前でその実験を行ったが、コナン・ドイルもこれを見て、フーディニは立派な霊媒だという論文を発表したことがある。
(最後の著書「未知の世界の一端」に収む)けっきょく私はドイルの心霊信仰を軽蔑し、フーディニの合理主義に好意をもったのであるが、最近ドイル晩年の親友、神学博士ジョン・ラモンド師の著「コナン・ドイルの思い出」を一読するにおよんで、ドイルの真意がいくらかわかったように思われ、これまでのように彼の奇矯な信仰をわらえなくなっている。