EQMM昨年九月号の Queen's Quorum (ポー以来現在までの代表的短篇小説を年代順に選び解説をつけたもの)に指紋を取り扱った探偵小説の最も早いものが挙げられている。
Herbert Cadett: The Adventures of a Journalist(London, 1990)である。
クイーンの解説文に曰く『この本の主人公探偵 Beverley Gretton については如何なる探偵小説史、探偵小説論の脚注にすらも、未だかつて一度もしるされたことはないが、(中略)この本の冒頭に収められた短篇 The Clue of the Finger-Prints は、指紋による犯人の個人鑑別を描いた最も早い作品の一つである。