「比事」というのは、そういうふうに二つの事件を対照させたところからでた名称である。
いまの目で見れば、名判官の機智の物語を集めた掌編小説集という感じだが、書かれた当時は、娯楽読物としてよりは、裁判官の参考書という意味の方が強かった。
著者もそのつもりだったし、裁判、検察の衝にあたる人々も、これを好個の参考書として愛読したものらしいのである。
「比事」というのは、そういうふうに二つの事件を対照させたところからでた名称である。
いまの目で見れば、名判官の機智の物語を集めた掌編小説集という感じだが、書かれた当時は、娯楽読物としてよりは、裁判官の参考書という意味の方が強かった。
著者もそのつもりだったし、裁判、検察の衝にあたる人々も、これを好個の参考書として愛読したものらしいのである。