後者は、砂糖屋の老婆と釘を作って売る店の老婆とが、一束の糸を、夫々自家のものだといって訴え出る。
ほかに証拠がないので判定困難にみえたが、裁判官はその大きな糸の束を天井からつるして、棒切れでそれを根気よく叩かせた。
すると、絲の下の床にホコリのような細かい鉄屑がたまったので、この糸束は釘屋に長く置いてあったものと分かり、釘屋の老婆の勝訴となったという話である。
後者は、砂糖屋の老婆と釘を作って売る店の老婆とが、一束の糸を、夫々自家のものだといって訴え出る。
ほかに証拠がないので判定困難にみえたが、裁判官はその大きな糸の束を天井からつるして、棒切れでそれを根気よく叩かせた。
すると、絲の下の床にホコリのような細かい鉄屑がたまったので、この糸束は釘屋に長く置いてあったものと分かり、釘屋の老婆の勝訴となったという話である。