そして、この二作家を日本の探偵読書界ほど大騒ぎして愛読した国はないように思われる。
かつて延原謙君が、書肆気附けでビーストンに手紙を出したことがあったが、その返書の中でビーストンは異国に知己を見出したことを喜ぶとともに、本国では日本ほどにもてはやされず単行本も一、二冊しか出版されていないというようなことがしるされてあった由である。
「日本へいらっしゃいといえば、喜んで移住してくるかも知れない」延原君がそんなことをいって笑ったのを覚えている。
そして、この二作家を日本の探偵読書界ほど大騒ぎして愛読した国はないように思われる。
かつて延原謙君が、書肆気附けでビーストンに手紙を出したことがあったが、その返書の中でビーストンは異国に知己を見出したことを喜ぶとともに、本国では日本ほどにもてはやされず単行本も一、二冊しか出版されていないというようなことがしるされてあった由である。
「日本へいらっしゃいといえば、喜んで移住してくるかも知れない」延原君がそんなことをいって笑ったのを覚えている。