あすこの角の所に、まだ人通りも少い朝っぱらから、真赤なとんがり帽に道化服の、よく太った広告ビラ配りが、ヒョコンと立っていたのです。
何とも夢みたいな話だけど、それが大江春泥だったのですよ。
ハッとして立止って、声をかけようかどうしようかと思い迷っている内に、相手の方でも気づいたのでしょう。
あすこの角の所に、まだ人通りも少い朝っぱらから、真赤なとんがり帽に道化服の、よく太った広告ビラ配りが、ヒョコンと立っていたのです。
何とも夢みたいな話だけど、それが大江春泥だったのですよ。
ハッとして立止って、声をかけようかどうしようかと思い迷っている内に、相手の方でも気づいたのでしょう。