そして、小梅の友人の家に十二時頃までいて、やはり徒歩でそこを出たと云う所まではハッキリ分っていた。
だが、それから先が一切不明なのだ。
一晩待ち明かしても、帰りがないので、しかもそれが丁度大江春泥から恐ろしい予告を受けていた際なので、静子は非常に心をいため、朝になるのを待兼ねて、知っている限り心当りの所へ電話や使で聞合わせたが、どこにも立寄った形跡がない。
そして、小梅の友人の家に十二時頃までいて、やはり徒歩でそこを出たと云う所まではハッキリ分っていた。
だが、それから先が一切不明なのだ。
一晩待ち明かしても、帰りがないので、しかもそれが丁度大江春泥から恐ろしい予告を受けていた際なので、静子は非常に心をいため、朝になるのを待兼ねて、知っている限り心当りの所へ電話や使で聞合わせたが、どこにも立寄った形跡がない。