一方静子(今は未亡人であったが)と私との間柄は、六郎氏変死事件を境にして、俄かに親密の度を加えて行った。
行掛り上私は静子の相談相手であり、保護者の立場にあった。
六郎氏側の親戚の人達は、私の屋根裏調査以来の心尽しを知ると、無気に私を排斥することは出来なかったし、糸崎検事などは、そういうことになれば丁度幸だから、ちょいちょい小山田家を見舞って、未亡人の身辺に気をつけて上げて下さいと、口添えをした程であったから、私は公然と彼女の家に出入することが出来たのである。
一方静子(今は未亡人であったが)と私との間柄は、六郎氏変死事件を境にして、俄かに親密の度を加えて行った。
行掛り上私は静子の相談相手であり、保護者の立場にあった。
六郎氏側の親戚の人達は、私の屋根裏調査以来の心尽しを知ると、無気に私を排斥することは出来なかったし、糸崎検事などは、そういうことになれば丁度幸だから、ちょいちょい小山田家を見舞って、未亡人の身辺に気をつけて上げて下さいと、口添えをした程であったから、私は公然と彼女の家に出入することが出来たのである。