江戸川乱歩 『陰獣』 本田は静子が春泥の細君に似ていると云った。 だが似ているという丈けでそれが何の証拠になるのだ。 私は幾度も糸崎検事を訪ねて、その後の経過を聞いて見たけれど、彼はいつも曖昧な返事をするばかりで、大江春泥捜索の見込みがついているとも見えぬ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア