併し、若しその時、一郎の机の上にあの拳銃が出ていなかったら、まさかこんなことにもならなかったであろうが、悪いことには、一郎は日頃から銃器類に興味を持っていて、丁度当時、その附近に屡々強盗沙汰があったものだから、護身の意味で弾丸まで込めて、机の上に置いていたのである。
それを庄太郎が手に取って、つい相手を撃ち殺して了ったのだ。
それにしても、どうしてあの拳銃を取ったか、そして、引金に指をかけたか、庄太郎にはそのきっかけが、少しも思い出せないのだった。
併し、若しその時、一郎の机の上にあの拳銃が出ていなかったら、まさかこんなことにもならなかったであろうが、悪いことには、一郎は日頃から銃器類に興味を持っていて、丁度当時、その附近に屡々強盗沙汰があったものだから、護身の意味で弾丸まで込めて、机の上に置いていたのである。
それを庄太郎が手に取って、つい相手を撃ち殺して了ったのだ。
それにしても、どうしてあの拳銃を取ったか、そして、引金に指をかけたか、庄太郎にはそのきっかけが、少しも思い出せないのだった。