江戸川乱歩 『覆面の舞踏者』 私は生れてから、あのような妙な気持を味ったことがありません。 それは、まっくらな部屋なのです。 そこの、寄木細工の滑かな床の上を、樹の肌を叩いている無数の啄木鳥のように、コツコツコツコツと、不思議なリズムをなして、私達の靴音が走っています。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア