さて、暫くして、ふと見ると、もう若者はどこへ行ったか、影もなく、お冬は、外の客の側に立って、何気なく、彼女の勤めの切符切りにいそしんでいる。
そして、そのお尻のポケットには、やっぱり糸の様な封筒の端が見えているのだ。
彼女は附文されたことなど少しも知らないでいるらしい。
さて、暫くして、ふと見ると、もう若者はどこへ行ったか、影もなく、お冬は、外の客の側に立って、何気なく、彼女の勤めの切符切りにいそしんでいる。
そして、そのお尻のポケットには、やっぱり糸の様な封筒の端が見えているのだ。
彼女は附文されたことなど少しも知らないでいるらしい。