記録というのは、真赤な革表紙で綴じ合せた、二冊の部厚な手紙の束であった。
全体が同じ筆蹟、同じ署名で、名宛人も初めから終りまで例外なく同一人物であった。
つまり、この夥しい手紙を受取った人物が、それを丹念に保存して、日附の順序に従って綴じ合せて置いたものに相違ない。
記録というのは、真赤な革表紙で綴じ合せた、二冊の部厚な手紙の束であった。
全体が同じ筆蹟、同じ署名で、名宛人も初めから終りまで例外なく同一人物であった。
つまり、この夥しい手紙を受取った人物が、それを丹念に保存して、日附の順序に従って綴じ合せて置いたものに相違ない。