江戸川乱歩 『悪霊』 あの二重眼鏡で世界を窺くと、山も森も林も草も、凡ての緑色のものが、血の様に真赤に見えるね。 いつか箱根の山の中で、君にそいつを覗かせたら、君は「怖い」と云って大切なロイド眼鏡を地べたへ抛り出してしまったことがある。 あれだよ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア