身体の半分がなくなってしまっているといってもよかった。
その上痩せさらぼうて、恐らく目方も普通の人間の半分しかないのだろうと思われた程だ。
僕は道端に立止まって二三分も乞食を眺め続けたが、その間彼は僕を黙殺して、片方しかない手で折れ曲った背中をボリボリ掻いていた。
身体の半分がなくなってしまっているといってもよかった。
その上痩せさらぼうて、恐らく目方も普通の人間の半分しかないのだろうと思われた程だ。
僕は道端に立止まって二三分も乞食を眺め続けたが、その間彼は僕を黙殺して、片方しかない手で折れ曲った背中をボリボリ掻いていた。