江戸川乱歩 『悪霊』 ここに至って、僕はこの変物の妖怪学者に一種の好意を感じないではいられなかった。 彼も亦僕等と同じミステリィ・ハンタァズの一人であったのだ。 日頃陰鬱で黙り屋の同氏が、この夜に限って、かくも雄弁であったのは、全く犯罪への好奇心に由来していたのだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア